テイストを選ぶ?

甲と乙

「甲乙つける」と聞くと、立場や物事の順序や優劣を決めるようなイメージを持たれるかもしれませんが、コッコ文庫の甲乙は、単純にタイプAとタイプBという違いです。
「甲乙つけがたい」というイメージです。

当店では、あなたが読みたい物語を教えていただき、それに基づいて小説を執筆します。

ただし結末をご指定いただくことはできません

だって、結末がわかっている小説を読んだところで面白くない。

その代わり、あなたにふさわしい世界を構築するため、物語のテイストを甲または乙の2種類から選択いただきます。

甲/乙の特徴は上記の通りです。


結末が違うのか、登場人物が違うのか、展開や視点が違うのか、甲と乙でどの部分が変わるのかは、その作品によって異なります。

どの作品にも共通して甲/乙で異なるのは、匚のデザインです。
違いはこちらのページでご確認いただけます。

物語のテイストって?

物語が纏う雰囲気のようなものです。

クラシカルか、現代的か。直線か、ちょっと揺らいでいるのか。

例えば、食材を1つ選んで、甲または乙、好きな方の調理法で食事を提供してくれる料理店があるとしましょう。

あなたはまず、食材として卵を選びました。次に、甲か乙の調理法を選びます。
ですが、事前にそれぞれの調理法を知ることはできません。

甲を選ぶと染付の角皿の上にふんわりとだし巻きたまごが、乙を選ぶと深さのあるコバルトブルーの小皿にぷるんとした白いポーチドエッグが出てきました。ポーチドエッグの上には雲のようなムースと茶色いソースが散らばっています。サワークリームとバルサミコ酢+チョコレートを混ぜたソースです。

こんなふうに、甲と乙では異なります。

ただし、がちがちに設定を固めるのではなく、物語の雰囲気をどちらにするかというおおらかな選択です。

そのため、一見シンプルなだし巻きたまごを選んだとしても、その出汁が鰹なのか、あごなのか、はたまたナンプラーなのかは、当店の匙加減。食べてみないことにはわかりません。

甲/乙選べない方へ

残念ながら、両方をご依頼いただくことはできません。

掲載小説『Origin』を読んでいただくと、甲と乙では結末が違うことがわかります。

「せっかくならどちらも読みたい」「追加料金を払ったら買えるのでは?」と思ってくださる方もおられるかもしれませんが、それはできません。

それでも「いや、どっちも気になる」という方に、コッコ文庫からご相談があります。
エッセイ『面倒な本の買い方』「面倒その3 ご相談」をお読みいただければ幸いです。